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“Welcome to Sawanoya, Welcome to Japan”

“Welcome to Sawanoya, Welcome to Japan”

1949年、東京の下町・谷中に誕生した日本旅館・澤の屋。その後の20年間ほどは日本人ビジネスマンや学生で大にぎわいした澤の屋も、1975年ごろになると宿泊客が激減。 廃業か転業かの岐路に立たされる。

結婚を機にそんな澤の屋の2代目館主となった著者が1982年、起死回生の打開策として行ったのが外国人客を受け入れること。でも、そうした経験も準備も、また外国語の会話力もない澤の屋が外国人客を受け入れることをだれもが危ぶんだ。

それから約四半世紀。澤の屋が延べ12万人もの外国人客を受け入れるまでになった理由はどこにあるのか?また、未体験の世界で澤の屋の人たちが払った努力と工夫とは?そして、洋の東西を間わず宿泊客に慕われ信頼される秘密は?

この下町の小旅館の成功物語は、だれもが持つそんな疑問に答えるとともに、旅行という異文化体験の楽しさ・面白さをあらためて教えてくれる。澤の屋に実際に泊まったことのある外国人旅行者はもちろん、広く内外の旅行関係者、サ ビス業界、メディア人必読の本!また、海外へのお土産としても最適。

巻末に、本書の内容の理解を助け、さらに日本の文化・習慣に対する関心を深めるグロサリー付き。

[主な内容]
・澤の屋の歴史
・澤の屋、外国人宿になる
・風目とトイレが大問題
・知らないことばかり
・あきれたり、感心したり
・外国人と付き合う法
・下町の外国人
・国立劇場の舞台に立つ

[付録]
日本と日本文化をよりよく知るための140のキーワード